あれから1年9ヶ月でまたYoukuTodoの話

1年9ヶ月前の前回の記事でYoukuとToudouの合併の話を書いていたのですが、時は流れ、アリババがその合併した企業の株を大量に取得したそうです。

＞IPOを控えて積極的に投資活動をするアリババとジャック・マー

Google傘下のYoutube、仏Orange傘下のDailymotion、そしてアリババが大株主となったYoukuTodoの今後の動きに注目したいです。

Facebookがソーシャルギフトサービス『Karma』を買収

IPOを果たして、その時価総額が桁外れの8兆2千億円だったり、創業者がそのあと結婚して世界中から「いいね」をもらったりと話題持ち切りのFacebookですが、企業買収の方も引き続き活発のようで、モバイル向けソーシャルギフトサービス『Karma』を買収したというニュースが18日に発表されました。

どうも「ソーシャルギフト」というジャンルがピンとこないというか、些か懐疑的なところもあるのですが、アメリカでは今回の買収は「良い買収」と言われているそうで、そういうもんなのかぁと思っております。そんなことよりもビックリしたのは下の一文です。

＞Facebookでは仮想ギフトの販売が初期の収入源だった事実などから

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120521/397661/

そうだったのか。むしろそこを強化したほうがいいんじゃないか。利益率高いだろうし。

「バフェット氏が買収案件として気に入りそうな企業24」だって

ブルームバーグに「あのウォーレン・バフェット氏が買収案件として気に入りそうな企業24」というのが掲載されていました。バフェット氏は言わずと知れた有名投資家で、彼がCEOを務めるバークシャーは毎月10億ドルのフリーキャッシュフローを生み出すそうです。恐ろしや。

そんなバフェット氏は大型案件の買収を今後も行う的な意気込みらしいのだが、ブルームバーグではそんなバフェット氏が気に入りそうな企業を、いくつかの要素からピックアップしたそうです。それが上の表。

これを見ると「天然資源を牛耳る会社」と「アジアの自動車会社」が多く挙げられている。また日本からはセブンアンドアイとソフトバンクの2社が挙がってます。日本企業の名前が上がるのは嬉しいんだけど、同時に喜んでもいられないなぁとも思うわけで・・・。

『Gumroad』700万ドルの資金調達

話題の『Gumroad』が700万ドルの資金調達を行ったようです。出資元はKleiner Perkins Caulfield & Byersや個人投資家など。それと、出資者の一人で、Twitterの元エンジニアリング担当副社長だったMike Abbott氏が取締役に就任するみたい。さすがにこの資金調達は『Gumroad』のサービスを利用しなかったんですね。そりゃそうか。

『Gumroad』は僕もとても注目しているサービスで、別ブログでも度々触れたりしています。とてもシンプルなのが良いので、このまま洗練されたサービスのまま発展していって欲しいなぁ。

今回の中心であるKleiner Perkins Caulfield & Byersは名門VCで、これまで『Path』や『Yapp』など、注目のサービスに出資してきている。『Path』は日本でも最近よく見かけるようになったし、これからもっと発展していくと思う。『Gumroad』はどうだろうか。


ところで『Path』には初期段階でデジタルガレージが出資しているんですね。相変わらずの慧眼。

Facebookがinstagramに続いて『Glancee』を買収

Facebookがinstagramに続いて『Glancee』を買収したそうです。IPO前にFacebookによるM&Aが加速していますね。もうこれでIPO前の買収は最後でしょうか？それともまだあるのでしょうか？

『Glancee』は「スマホ向け出会いアプリ」だそうで、「位置情報をもとに自分の近くにいる人の中から共通の友達を持っている人や共通のFacebookページのファンになっている人など”共通の項目”を持っているユーザーを知らせてくれる」サービスのようです。

やっぱりキーワードは「出会い」ですよね。先日のサイバーエージェントによる『Pitapat』買収もそうですけど、やはりそのキーワードはいつの時代も注目度高い。

インターネットというのはつまるところ「コミュニケーション」のツールだと思うのです。様々サービスはどこかでコミュニケーションを取れるようになっている。コミュニケーションの極めつけが「出会い」であり、そのサービスというのはニーズも高い。


GWは日本だけなので、世界は動いている。


【参考記事】http://www.gamebusiness.jp/article.php?id=6017