昨今のベトナム雑感

2008年くらいにベトナムがIT界隈で盛り上がってて、各社が拠点を作ったりしてたけど、どこもあまり上手くいかなくてほとんど撤退した。一部は残ってたけど、やはりあの時期の進出はなかなか難しかったのかもしれない。

現地でwebサービスを流通させるにはインフラや物価などハードルがかなり高かった。今はもう少しよくなってると思うので、広告系や決済系の会社は再びベトナムに進出してるような気がしてる。

オフショアの場所としては引き続きよさそうではある。ハノイ工科大学の卒業生などの囲い込みはどこまでやっているのかわからないけど、なんとなくオフショアはハノイという感じ。あとはダナン。ホーチミンは経済の中心ではあるし、日本人も多く住んでそうだけど、オフショアを本気でやるならもっと北部なんだろうな。

あれから1年9ヶ月でまたYoukuTodoの話

1年9ヶ月前の前回の記事でYoukuとToudouの合併の話を書いていたのですが、時は流れ、アリババがその合併した企業の株を大量に取得したそうです。

＞IPOを控えて積極的に投資活動をするアリババとジャック・マー

Google傘下のYoutube、仏Orange傘下のDailymotion、そしてアリババが大株主となったYoukuTodoの今後の動きに注目したいです。

YoukuとTudouの合併手続きが完了しそうな件

Youku（優酷網）とTudou(土豆網）が合併するってのも知らなかったけど、どちらもアメリカに上場してるってのも知らなかった。世の中知らない事ばかり。

今年の3月にYoukuがTudouを買収するって発表があったようで、それから5ヶ月、諸々の調整が完了し今月中にミッション終了するそうです。

YoukuとTudouの合併により、中国動画共有サイトにおけるシェアは約35％となり、圧倒的な存在となりそう。そもそもYoukuもTudouもシェア1位と2位だったんだから、この二つが合併すればそりゃ圧倒的だよな、と。

コンテンツのライセンス料の高騰を抑えるためにシェアを拡大し、イニシアチブを握りたいという事ですが、業績が伸び悩んでるそうで、今後どんな感じにサービスが進むかはわかりません。有料版とかプッシュしてきたり。

Youkuの時価総額は日本円で約1,610億円、Tudouは約763億円。結構な額なんですね。


【参考URL】
中国の優酷網：土豆網との合併計画、主要株主が支持｜ブルームバーグ
犬猿の2大動画サイト「優酷網」「土豆網」が合併

Facebookがソーシャルギフトサービス『Karma』を買収

IPOを果たして、その時価総額が桁外れの8兆2千億円だったり、創業者がそのあと結婚して世界中から「いいね」をもらったりと話題持ち切りのFacebookですが、企業買収の方も引き続き活発のようで、モバイル向けソーシャルギフトサービス『Karma』を買収したというニュースが18日に発表されました。

どうも「ソーシャルギフト」というジャンルがピンとこないというか、些か懐疑的なところもあるのですが、アメリカでは今回の買収は「良い買収」と言われているそうで、そういうもんなのかぁと思っております。そんなことよりもビックリしたのは下の一文です。

＞Facebookでは仮想ギフトの販売が初期の収入源だった事実などから

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20120521/397661/

そうだったのか。むしろそこを強化したほうがいいんじゃないか。利益率高いだろうし。

「バフェット氏が買収案件として気に入りそうな企業24」だって

ブルームバーグに「あのウォーレン・バフェット氏が買収案件として気に入りそうな企業24」というのが掲載されていました。バフェット氏は言わずと知れた有名投資家で、彼がCEOを務めるバークシャーは毎月10億ドルのフリーキャッシュフローを生み出すそうです。恐ろしや。

そんなバフェット氏は大型案件の買収を今後も行う的な意気込みらしいのだが、ブルームバーグではそんなバフェット氏が気に入りそうな企業を、いくつかの要素からピックアップしたそうです。それが上の表。

これを見ると「天然資源を牛耳る会社」と「アジアの自動車会社」が多く挙げられている。また日本からはセブンアンドアイとソフトバンクの2社が挙がってます。日本企業の名前が上がるのは嬉しいんだけど、同時に喜んでもいられないなぁとも思うわけで・・・。